同僚が、ギターの教室へ通いだした。内緒にしたかったみたいだけど、
駅前でスクール行こうと、でっかいギター抱えてうろうろしてるのを、
先輩に目撃されてたから、バレバレ。
別に同僚がギターの教室行こうが、誰が何のスクールに行こうか、良い
じゃないのと思うけど、先輩は忘年会の仕切りをやっているんだな、今
年。ビンゴ!って感じで、同僚が、ギターで弾き語りをすることに決定
してしまったらしい。
困っているのは同僚。涙のにじんだ目で、僕に、一緒にやってくれと。
一緒にって、何を?
漫談とかどーかな・・
ギター漫談・・・ないわ。爺受けはするかもだけどね。
ギターの教室ならこちらがおすすめというパンフレットまで持ってきた。
一緒にスクール通えってか。無理だろ。今から。
とりあえず、情け心が出て、何か冗談になるようなことなら、一緒にや
ってあげなくもないと言ってみた。泣くな、そんなことで、泣くことは
ないだろう。
ギター、教室へ行ったことはさすがにないが、昔ちょっとだけ弾いたこ
とがあるから、家にあるんだ、これが。なぜか。
僕は、漫談の方がまし。だってミスチルの弾き語りとか、ダメ。背中が
ぞぞっとする。僕は無理だから、君がやるなら、後ろで一緒に弾く真似
してあげてもいいけどさ。
いや、一緒にギターの教室に来てくれたら、教えますからとまで言われ
た。え?そういう事なのか。本人が弾き語りしたいってことか。
まんまとはめられた気がする。女子受けを狙ってる、こいつ完全に。姑
息なヤツだ。後ろで弾く真似だけ、それしか付き合いません、僕は。